やりたいことがわからずモヤモヤしてる時に周囲の人からこんなことを言われたことはないですか?
あなたは何がしたいの?
あなたはどうしたいの?
自分のやりたいことをやればいいじゃない?
やりたいことがわからず悩んでる時にこんなこと言われると辛いですよね。
自分でも経験ありますが、それがわかれば悩んでませんよね。。
でも、これがやりたいことを見つけるためのポイントになるって知っていましたか?
まだ、やりたいことが見つかっていない方は是非最後まで読んでみてください。
やりたいことは得意と好きの合わせ技
やりたいことというのはWhat(何を)×How(どうやってする)かの組み合わせです。
What(何を)×How(どうやってする)=やりたいこと
どんな組み合わせかというと
What(何を)=好きとな分野
How(どうやってする)=得意なこと・長所
つまり、好きなことと得意なことが重なり合う部分があなたのやりたいことです。
図で表すとこんな感じです。
好きなこと(What 何を)を得意なやり方(How どうする)でやるということです。
たとえ好きなことであっても、得意なやり方でなければ成果が出しにくかったり
得意なやり方であっても、好きなことでなければ成果とやりがいが結びつかずに辛くなってしまいます。
やりたいことの定義
好きなこと(What 何を)を得意なやり方(How どうする)でやる=あなたのやりたいこと
得意なことには長所と短所がある
得意なことの見つけ方でも書きましたが得意には長所と短所二つの側面があります。
慎重に物事を進めるのが得意な人は、確実に正確な仕事ができる長所がある一方、仕事が遅いといった短所があります。
単純に得意なことと言っても見かた・捉え方、つまり使い所によっては長所にも短所にもなるということです。
得意の長所部分と好きなことの掛け合わせで見つかったものがあなたのやりたいことです。
得意の長所部分を見つけるコツは今までの成果が出せたことの振り返りをする、つまり成功体験の深掘りがオススメです。
成功体験とは充実感や喜びを感じたことです。
成功体験の深掘り例
- 何をしたことでその充実した状態になったのか
- その時どんな環境だったのか?
- 行動の具体的な中身は?
- それはどんな思考からとった行動なのか?
- その当時意識していたことは何か?
- 何がモチベーションになっていたか?
- その充実感はいつ終わったか?
- どうすれば継続できたか?
- その当時もっとこうすればよかったポイントは何か
このように成功体験を紐解いていけば得意なことの長所部分が見つかります。
長所がわかれば、得意の長所部分と好きなこと(興味や情熱のある分野)を表に書き出していきましょう。
好き・嫌い・得意・ストレスを表に書き出してみる
好き・嫌い・得意・ストレスが明確になるように表に書き出しましょう。
オススメはマトリクスシートに書き込むことです。
目的は好きなこと(喜びを感じられること)、得意なこと(あなたの特性)、苦手なことの3つが一眼でわかるようにすることです。
目指すべきは右上のやりたいことゾーンです。
右下の辛くなるゾーンは、得意なんだけど嫌いなこと(ストレスを感じること)です。
これは得意なことなので成果が出しやすいのですが、自分を押し殺して好きではなかったりストレスを感じることをやっている状態です。
得意だけど喜びに感じないのでうまくいけばいくほど辛くなるパターンです。
得意だけど辛くなるパターン
- 得意なことなので上手にできるけど退屈に感じること
- 人に頼まれたり褒められたりするけど好きではないこと
- 人は喜んでくれるけどそのこと自体にはワクワクしないこと
左上の趣味ゾーンは好きなんだけど向いていないことです。
好きなことなので情熱ややる気はあるのですが、苦手なことなのでなかなか成果が出にくいです。
趣味でいいパターン
- 苦手なので成果が出にくい
- 成果が出にくいのでだんだん面白くなくなる
- 好きなことのはずが気づけば嫌いで苦手ゾーンに入っている
ただし、好きで情熱・やる気を持てる分野なので趣味として取り組むのがオススメです。
趣味としてやっているうちに得意なことに昇華することもあります。
最後に左下の苦手で嫌いなゾーンは全く向いていないのでそもそも近づいてはいけません。
書き出す時の注意点
書き出す際に絶対に注意しなくてはならないことがあります。
それは、本当にあなたの気持ちで書いていますか?
私たちは親、親戚、学校の先生、友達、会社の先輩や同僚などから様々な価値観の影響を受けています。
- 馬鹿にされたくない
- 否定されたくない
という気持ちが心のどこかにうっすら存在していると本当の自分の気持ちで書き込むことができません。
他人が喜ぶ仕事を選んでしまったり、周囲の期待と自分が見つけた特性にギャップがあると素直な気持ちを表せません。
自分の経験談
- 本当はやりたくないんだけどここまでお世話になってしまったで報いたい気持ちはある
- だからもう少し続けてみよう。
- 続けてみると何か変化があるかもしれない
変化なんかは絶対にないですね。
変化があるとしたら、やりたくないのにやっている・やらされているという気持ちがどんどん大きくなっていき自分に対しても周囲の人に対してもおざなりな対応になってしまします。
これは誰も幸せになりません。
また、否定されそうで不安だったり本当は耐え難い事でも周囲の人には大丈夫だから気にするなと言われたら
自分が間違ってそうな錯覚に陥ってしまうこともありますが、そんな事よくある事です。
周囲のことは気にせず自分のマトリクスシートを完成させましょう。
マトリクスシートを完成させ、それに向けた行動していくと以外と共感してもらえたり仲間も不思議と集まったりするんですよね。
掛け合わせで見つかったやりたいことは(仮)でもいい
やりたいことゾーンに得意と好きが書き出せたら可能な限り多くの組み合わせ
をリストアップしましょう。
やりたいことは(仮)でいいので、仕事になりそうとか自分にできそうとかは関係なく思いつく限りの組み合わせをリストアップしましょう。
そのリストをやりながら少しづつ修正していけばいいです。
自己分析は一回で完結するものではなく、トライ&エラーの繰り返しです。
分析と行動を繰り返し、らせん状に深めていくものです。
少しづつ小さな答えを見つけながら深めていくと自分にしっくりするものが見つかります。
やりたいこと(仮)をうまく仕事に落とし込めない時は目的を考える
やりたいことのトライ&エラーを繰り返していく中で、どうも自分のやりたいことが仕事にならないなという時があります。
そんな時、そのやりたいことの目的や自分がどうありたいかを考えてみてください。
やりたいことの目的や自分がどうありたいかというのは、言い換えると他人や社会にどんな影響を与えたいか、どんな貢献ができるかということです。
それがわかれば自分のやりたいことリストから仕事に繋げやすくなります。
それでも仕事につながりそうもないことは趣味としてやればいい。
利害関係なくやりたいことをやりたいようにやることも悪いことではありません。
まとめ
- 好きなこと(What 何を)を得意なやり方(How どうする)でやる=あなたのやりたいこと
- マトリクスシートを完成させる
- やりたいことゾーンの内容を掛け合わせたリストを作る
- 掛け合わせってできたやりたいことリストを実際にやってみる
やりたいことの具体的な見つけ方を解説しました。
やりたいことがわからないのは単純に見つけ方がわからなかったり、やりたいことのっていぎがわからないだけです。
好きや得意はあなたの中に必ず眠っていますので、本当にやりたいことを見つけて豊かな人生にしていきましょう!